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(c)Constantino Gastaldi |
この度、ブラジルのコンスタンティノ・ガスタルディ(Constantino Gastaldi)氏にコンタクトを取り、彼の運営するディッキア専門のブログ【 Dyckia Brazil 】を紹介させて頂けることになりました。
氏の庭園は魅力的なディッキアで溢れ、栽培環境の様子や開花画像、希少種の紹介などを日々ブログで更新されています。
間違いなく世界的に見てもトップクラスのディッキアのスペシャリストです。
日本国内にはまだ上陸していないであろう原種も多く、ディッキア好きからすれば喉から手が出る程に欲しくなること請け合いです。
残念ながらブラジルから苗の輸出は法的に難しいので眺めるだけになるのが残念です。
コンスタンティノ氏は自らのコレクションの種子を販売し、その収益で野生のディッキアを探し求める度の旅費をまかなっているという。
なんともロマンに満ち溢れた活動をされています。
氏のブログの写真を少しだけ転載させて頂きます。
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(c)Constantino Gastaldi |
Dyckia delicata
ディッキア・デリカータ
ここ最近飛躍的に人気が高まってきた原種。
様々なタイプが一堂に会する贅沢な写真です。
近年、国内で出回っているものはタイで栽培されたものが殆どのようです。
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(c)Constantino Gastaldi |
Dyckia fosteriana nivosa
ディッキア・フォステリアナ・ニヴォーザ
フォステリアナ種の特にトリコームが濃いもの。
nivosa はラテン語で「雪に覆われた」という意味。
同種の選抜品種であるシルバークイーンにも似ていますね。
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(c)Constantino Gastaldi |
Dyckia 'Fantasma' (Ghost)
ディッキア・ファンタズマ(ゴースト)
コンスタンティノ氏が作出した交配種。交配内容も公開されています。
Dyckia goehringii × Dyckia fosteriana cv. fosteriana-fosteriana
きめ細かい純白のトリコームが他に類を見ない魅力的な交配種。
写真を見る感じだと、オルソフィツム・レメイの質感に似ていそうですね。
ゴエリンギーの形そのままにこのきめ細やかなトリコーム。美しい。
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(c)Constantino Gastaldi |
Dyckia donafranciscae
ディッキア・ドナフランシスカエ
これは未だ正式には記載されていない種だそうです。(本来は未記載種のため、sp)
コンスタンティノ氏の自宅から49km地点に自生していたもの。
独特の色味です。輪郭部にそって白く輝いているのが確認出来ます。
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(c)Constantino Gastaldi |
Dyckia potiorum
ディッキア・ポティオルム
互生に葉が展開していくディッキア。
倒れているわけではなく、この横這いになる姿が正しい姿のようです。
ディッキアはなかなか自生地の情報がなく、国内の趣味家は情報を仕入れるのも一苦労なのが常です。
ディッキアの現地の様子を見ることが出来る非常に貴重な情報源になることは間違いないでしょう。
趣味家をはじめとし、研究者であっても参考になるような内容ではないでしょうか。
これからディッキアを育ててみようとしている方もベテランの栽培家の皆様もご存知でなかった方は是非ご覧下さい。
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Dyckia Brazil
Webmaster:Constantino Gastaldi
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日本国内でのブロメリア(ディッキア)熱が伸びることを願って。
この場を借りて、ブログでの紹介を快く承諾して下さったコンスタンティノ・ガスタルディ氏にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
mitsugen