Dyckia 'Battle Axe'
ディッキア・バトルアクス
Michael Kiehl氏が作出した Dyckia Mercury' F2 からの選抜品種。
管理番号 (clone D029) との記載有り。
反り返ったどでかい刺が印象的なディッキア。
親である Dyckia 'Mercury' の姿を継承しつつ、赤味を帯びる素晴らしい選抜種だと思います。(写真は色が引いています。)
トリコームを全体にうっすらと纏っています。
2014年の初春に導入し、なかなか発根せずに苦労したのを記憶しています。
発根時は35℃前後を安定して保てば早く発根しました。
上限がどこまでかはわかりませんがストーブの温風が直接当たるような場所に置いた株はかなりの古株でしたが、1週間経たずに発根しました。
この発根に関する実験は今後も続けていきたいです。
ディッキアの育種家として有名なビルベイカー(Bill Baker)氏はトリコームを厚く覆った力強く、はっきりとしたコントラストを追い求めていたイメージがありますが、これはまた違ったベクトルへの魅力を感じます。
来年の今頃には更に立派な姿を見せてくれるでしょう。